いたい、いたい夏。 | かんの虫

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ニンプ日記〜ハハ日記へ

2010年7月29日、男児出産しました。
はじめての育児に
めくるめく日々です。

というわけで、破水して入院となりましたが、
破水ってもっと
大慌ての一大事!
と思っていたのに
わたしのちょろちょろ破水は
感染防止の抗生物質は飲むものの
普通に陣痛を待つ。という感じだったので
いざ入院!とどきどきしていたのに
拍子抜けでした。

羊水どんどん出てなくなっちゃうんじゃないか
と心配だったのですが、
助産士さんまったく焦る様子もなく
当分陣痛はこないだろうと
付き添ってくれていた家族に
帰宅を促しました。

不安。

妊娠してぐっと涙もろくなっていたこともあり、
家族が帰っちゃうことにボロボロと
大人げなく泣きます。
だって、入院とかするのはじめてだし。
(だってじゃない)

病院にきてもまだ当分かかるから帰らされる
っていう話はよく聞くので、
それは避けたいなあと思っていたため
よかったといえばよかったのですが、
陣痛までまだかかる
という点では一緒です。

気長に待つしかないか!
とのんびり暮しの手帖のバレエエクササイズをみながら
のんきにイメージエクササイズしていたものの、

「病院に1日いるだけで2万円かかる」

なんて話も小耳にはさんでいたので、
早くこないかなとちょっとあせる気持ちもありました。

そう思うと途端に、
痛いような気がしてくるから不思議。

お向かいのベッドでは
うげー
いたいー
とずっと悲鳴が聞こえていましたから
「そこまでじゃないな」
とは思いつつも、
マックスどのくらい痛くなるのかが
未知の領域ですから
意外と自分の精神力ならいけるんじゃないか
わたしはあんな悲鳴はあげるもんか
なんて
今思えば
とんだ思い上がりですけど
まあ無駄なことをいろいろと
考える余裕があったということです。

今夜はこないだろうと
みなを油断させておりましたが
痛いような気は
気のせいじゃなかった。
幸運にも(?)
次第に痛みがましてきて
しのぐのがつらくなってきました。
もうしばらくしたら産まれるんじゃないか
と思ったりしてました。(甘い!)

夜中の3時半頃、
「ご家族呼びますか?呼んでください。」とのこと。

え!?自分で電話するのですか!
とても痛いのに!
ていうか、ここは病棟なのに
携帯電話の使用を促すなんて!
それ以前に、
わたしの携帯電話、
圏外なんですが!!

不満と驚きを感じつつも、
「ううう」
くらいしか言えず
ああじゃあしょうがないと
連絡してくれたようです。

すでによく覚えていないのですが。
まだまだここからだったのにね。

まだ陣痛室でのお話です。