泣き声恐怖症 | かんの虫

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ニンプ日記〜ハハ日記へ

2010年7月29日、男児出産しました。
はじめての育児に
めくるめく日々です。

窓を開けましょ
るるる
呼んでみましょうサザエさん

いいえ、開けません。

この夏、
このくそ暑い夏、
窓を開けるのが怖かった。

生後21日頃。

赤ちゃんは泣くものなんだから。
そう、たぶんそうなんだろうと思います。
今となってはそう思えるのだけれど、
この頃は、びくびくしていました。

まだ入院中
生まれて間もない頃は
母子同室でおろおろしつつも
うちのちびっ子は
やわらかく泣くなあ
大きく泣けないんじゃないか
なんて
よけいな心配をしたりしておりました。
(どうあっても心配しちゃうんですよね最初って)

ところがどっこい、
退院しておうちでの生活が始まると
まあ、泣く泣く!
なんだかわからないけど泣くし、
日に日に声が大きくなるし、
もう毎日パニックです。

起きるのが怖くてびくびくしてました。
泣き止ませ方もわからないし、
ひたすら母乳を飲ませることしかできず。
授乳だって、
口をふさぐため
みたいな意識が強かったように思います。

家族が
ドタン
なんてして起こそうもんなら
いちいちイラッとしてました。


窓を開けてたら
ご近所になんて思われるだろう。
うるさいー!だけじゃなくて、
あのうち虐待してるんじゃないか
(これは新米ママにありがちな心配。笑)
通報されたらどうしよう
なんて
本気で心配してしまうわけです。
これも一種の産後うつなのかしら。

そんな感じで、
窓も部屋の戸も
全部閉め切って
体も心も
へんなふうに閉じこもって
ひとり閉塞感を感じている時期がありました。

今思えば、
そんなのにつきあわされた
我が子はかわいそう!でした。苦笑


大事なのは子のはずなのに。
近所に迷惑がかかれば
謝ったらいい
親なんだから。

子が泣かないですむように
どうしてほしいのか
気持ちを考えてあげるのはもちろんだけど
今もまだ
わからないことが多々あります。
でもとにかく考えて
いろいろ試して
わかったときはうれしいですほんとうに。
そっかそっか!って。

こうやって少しずつ
親子になっていけるのかなと

毎日の積み重ね。

赤ちゃんにかかりきりの時間は
やりたいこともやれないし
同じことの繰り返しのように
漫然と過ごしてしまいそうになるけれど、
全部の時間がちゃんと蓄積されて
赤ちゃんは成長しているのだから
もっとていねいに過ごそう
赤ちゃんの時期はきっと
終わってしまうとあっという間なんだろうなと
そう思い、反省しました。

楽しむぞ。

ぎゃんぎゃん続くと
へとへとになりますけれどもね、
できれば
ほどほどに泣いてくれるとありがたいわ、お子様よ。