育児書どおりにはいかないよ | かんの虫

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ニンプ日記〜ハハ日記へ

2010年7月29日、男児出産しました。
はじめての育児に
めくるめく日々です。

$かんの虫

ニンプ時、油絵に挑戦。
はじめて描いた1枚がこれです。
このおなかの中にいるちびっ子をおもって
かぶとむしを描きました。


生後14日頃の話。

産んだ後がこんなにつらいなんて
まったく甘くみていました。
この絵を描いていたときなんて
赤ちゃんとのゆったり幸せに満ちた暮らしを
夢見る夢子ちゃんだったけれど、
そんなぬるいもんじゃなかった。

寝かせてあげられないし、
泣き止ませてあげられない

ぜんぜんわからない
ちっともうまくできない

初めてなんだから当たり前
だのに涙が出ちゃうのです。

この子に申し訳なくて。
情けなくて、はがゆくて、逃げ出したくなる。

部屋にこの子と二人きりの時間が
とてつもなく長く感じて、
永遠にもがき続けるような気がしてました。

「育児書どおりになんていかないよ」
なぐさめ、励ましてくれる母の言葉に
「そんなこと思ってないし、育児書なんて読んでないよ!」
なんて、逆ギレしそうになりぐっと飲み込む。
そしてふと思ったのですが、
育児書らしきものは読んでないけど
授乳しながらずっとiphoneでネット見てました。
(後に”ながら授乳”を反省するのですが苦笑、それはまたの機会に)

わたしの場合、これにずいぶん救われました。
検索しすぎもよくないのかもしれないけれど、
わからないことだらけの育児に突入するには
準備不足、丸腰だったからです。産むことで精一杯すぎて。
そしてゆっくり装備を整える時間なんて、
産後にはまったくないのです。

抱き癖とか
母乳とか
親世代の子育ての常識と違うことはたくさんあるから、
まるごとたよりにして教えてもらうことはできませんでした。
自分の子なんだから、
自分がよいと思う方法で育てたい。
その方法の経験者がネットにはたくさんいるから、
育児書のような「こうです」という1通りではなくて
こんな子も、あんな子もいるんだよっていう
いろんなパターンを知ることができるから、
ものすごく励まされ、安心することができました。

経験の集合。
いろんな人の知識や考えを拾って
自分にあうものを選ぶ。

これはインターネットの基本なんだろうけれど
経験の分母が大きい分、育児にはぴったり!
同じ悩みを持つ人に出会えるから
不安が解消されて救われます。

そして、iphone超便利だわあ。


わたしのマタニティブルーらしき時間は
インターネットに救われたのでした。
長く感じたけど、
過ぎてしまえばあっという間なんだけれどね。
とはいえ、今も右往左往しているのですが。